品川分区は、今年度保科先生がご勇退、新任に井上保護司が加わりました。
新型 コロナウイルスの感染で当たり前の日常 が奪われ、様々な活動が中止となる中、組織の運営で何が出来るか?その一つの答えが品川分区のホームページの開設でした。
ホームページの目的は、情報の発信と共有化です。情報の発信は、「知らない」事による否定的認識を「知る」事によって「関心」へと繋げ、多くの人が更 生保護活動や保護司の存在に関心を持っ てもらう事を目的とし、地域の関心が再 犯防止の原点であると考えました。
また、人と人との交流が減り、会員の気持ちがバラバラになってしまわないためにも情報を共有化し会員の心の拠り所を作るためでもありました。
コロナ禍は、決して負の面だけではありません。
私たちに新たな価値観と認識の発見をもたらしました。
Web会議やSNSの導入は、もしかしたら組織運営の新たなスタイルの可能性を秘めており、関わり方の変化は、保護司の人材発掘の新たな光となるかも知れません。
しかし、デジタル化の進む現在、忘れてはいけないのは、私たちの更生保 護活動は、人と人とが直接向き合い、相手の気持ちに寄り添う事無しには無し得ないという事を。(令和3年2月)